熟成期間が長いほど濃い赤色になります
肉料理には赤ワインが合うとよく言われていますが、その理由は赤ワインには白ワインと比べると苦みや酸味があるからです。
そのため繊細で淡白な味付けの魚料理の味が消えてしまうため、ステーキなどの牛肉料理を頂くときは赤ワインが合い、赤ワインの苦みが料理の味を調えてくれます。
ところで、赤ワインは種類によって色の薄いものから中には黒に近い濃いものまでありますが、この濃さの違いについてご存じでしょうか。
実は色の濃さは熟成期間の違いによって生まれます。
赤ワインは室内で発行されていくほど熟成していきますので、だんだん恋色に変化していき、熟成期間の短い赤ワインほど色が薄くなります。
グラスに赤ワインを注いでみて、室内の照明に晒してみると色の濃さについてよく見ることができるでしょう。
熟成度の低いワインはピンクがかっており、光が透けて見えるのですが、熟成度の高い赤ワインは色がどっしりと重く、光がほとんど通りません。
早飲みタイプと熟成タイプがあります
ワインは熟成させるほど色が濃くなり、味に深みが出てくるのですが、すべてのワインが熟成させるほど美味しくなるというわけではありません。
ワインには飲み頃があり、長期間熟成させることによって美味しくなる十区政タイプのワインがあります。
しかし飲み頃がありますので、飲み頃の時期に頂くようにしましょう。
高級ワインの場合、熟成タイプのワインがほとんどで、収穫された年度によって値段が変わります。
原料のブドウの生育状態によってヴィンテージがつきますので、値段に差が出てくるのです。
美味しく飲むためには飲み頃のピークについても知っておく必要があるでしょう。
早飲みタイプのワインは普段用のワインとして頂くのが一番です。
時間の経過とともに劣化が進んでいきますので、購入時が一番の飲み頃だといえます。
ワインは劣化させないようにすることが大切
美味しいワインを頂くためには、ワインを劣化させないようにすることが大切です。
あまりワインを飲む機会がない方は、いつの間にか劣化したワインを飲んでいる恐れがありますので気をつけましょう。
ワインの劣化で一番多いのが、コルクによる劣化です。
コルクは自然のものから出来たものですので、コルクの中に菌が存在しています。
そのためボトルの中にあるワインがコルクに触れることによって、化学変化が起こるためワインの劣化に繋がるのです。
そのため、最近ではプラスチック製のコルクやキャップを使用して市場に出しているワイナリーが増えています。
他にもコルクのゆるみが原因で酸素が入る劣化などもありますので、購入時は、コルクの状態もチェックされるとよいでしょう。