最初のパスタはおかゆでした
パスタといえば濃厚なソースをかけていただくのでとても高カロリーで太りやすい印象を持たれる方が多いのではないでしょうか。
しかしパスタは食後の血糖値が上がりにくく、上にかけるソースに気を付ければダイエット食にもなるのです。
最初のパスタは古代ローマ時代に食べられており、当時は小麦粉をおかゆの状態にして食べられてきましたので、まさに離乳食状態でした。
かゆ状に煮込んだこの食べ物こそがパスタの起源でプルスと呼ばれていたものです。
消化もとてもよく、この時代のパスタはまさにローマ人にとってはヘルシーな食べ物だったのです。
高カロリーなソースをかける料理になったのはトマトが原因
パスタソースはトマトやひき肉などを油で炒めて煮込んだものが数多くあります。
実はこの高カロリーなソースが生まれたのは17世紀になってからです。
それまではスープの中に入れたり、茹でたパスタに塩をかけるなどしてシンプルな味付けだったのですが、16世紀になると大航海時代に入り、世界の食べ物がイタリアに持ち込まれるようになったのです。
その一つとしてトマトを真っ先に挙げることができるでしょう。
トマトは最初観賞用として新大陸から持ち込まれたのですが、食用に改良され、ナポリ地方でトマトが栽培されるようになったのです。
パスタとトマトソースのおいしさに目覚めた庶民の間でトマトソースのパスタが広がり始めたのです。
またパスタの消費量も伸び、パスタが庶民の主食になっていくことになりました。
パスタは複合糖質なのでダイエットに効果的
アツアツの茹でたパスタにニンニクやハーブなどを効かせたひき肉たっぷりの濃厚なソースの組み合わせは最高のご馳走ですが、カロリーがとても高くて太りそうなイメージがあるのではないでしょうか。
しかしパスタ自体は食後の血糖値の上昇を抑えることが出来、インスリンの分泌を抑制することが出来るため、パンや米と比べると太りにくい食材です。
いくら食べても太りにくく、消化吸収速度が遅く、インスリン分泌も抑制する効果があります。
そこで痩せたい方はソースに気を付けましょう。
トマト自体は美容にも健康にも良い食材で、中性脂肪値を下げる効果があります。
しかし高カロリーのオイルや肉をたくさん使うと太りやすくなりますので、家で頂くときは、出来るだけソースは手作りにしてカロリーを抑えるようにしましょう。
カルボナーラやミートソースは動物性脂肪が多いため、カロリーも多くなりますが、乳製品や動物性脂肪を控えればヘルシーなソースになりますので、ダイエットを手助けすることができます。